犬や猫の病気には予防医学で防げるものも多くあります。
定期的な予防を行うことにより、未然に病気を防ぎましょう。
ワクチンは主に伝染病などの病気を予防するものです。当院では右記のワクチンを飼育環境によって飼い主様に選んでもらっています。
動物たちがいつまでも健康で過ごせるように、年に1度ワクチンを接種するようにしてあげて下さい。
現在、日本では狂犬病の発生はありませんが、諸外国の多くで狂犬病患者は増加傾向にあり、今後、日本でも発生する可能性は高まっています。
日本では、狂犬病予防法により狂犬病ワクチン接種が義務付けられています。生後91日以上の犬は、飼い始めてから30日以内に1回、その後は毎年1回、注射を受けることが定められています。(混合ワクチンには狂犬病ワクチンは含まれていません)
犬フィラリア症は「蚊」が媒介して、犬の心臓に虫が寄生する病気です。
罹患すると死に至ることのある怖い病気です。
蚊の発生が始まる4月頃から、蚊がいなくなる頃 (11月頃) から1ヶ月後 (12月頃) まで対策が必要です。
当院では主に月に一度の飲み薬をお渡ししています。
暖かくなるとノミやダニが発生します。これらは動物たちに寄生して、激しい痒みを起こし、皮膚病になったり、恐ろしい感染症の原因となったりします。
定期的に予防薬を投与することにより、ノミ・ダニの感染・繁殖を防ぐことが大切です。
・犬ジステンパー感染症
・犬伝染性肝炎
・犬アデノウイルス感染症
・犬パラインフルエンザ
・犬パルボウイルス感染症
・犬コロナウイルス感染症
・犬ジステンパー感染症
・犬伝染性肝炎
・犬アデノウイルス感染症
・犬パラインフルエンザ
・犬パルボウイルス感染症
・犬コロナウイルス感染症
・犬レプトスピラ病2種
・猫ウイルス性鼻気管炎
・猫カリシウイルス感染症
・猫汎白血球減少症
・猫ウイルス性鼻気管炎
・猫カリシウイルス感染症
・猫汎白血球減少症
・猫白血病ウイルス感染症
・クラミジア感染症
避妊・去勢手術は、もともと望まれない妊娠による不幸な動物を増やさないために行われていました。オスでは精巣を摘出(去勢手術)、メスでは卵巣(および子宮)を摘出(避妊手術)します。
現在では、性ホルモンに関する疾患や問題行動を防止する目的で行なわれることも多くなりました。
手術によって受けるメリット・デメリットを知ったうえで、ペットの健康のためにベストの選択をしていきましょう。
<メリット>
・マーキング・スプレー行為の減少、攻撃性の低下
・前立腺肥大の予防
・会陰ヘルニアの予防
・肛門周囲腺腫の予防
・精巣腫瘍の予防
<デメリット>
・子供が作れなくなる
・太りやすくなる
・手術時の麻酔によるリスク
<メリット>
・望まない妊娠を防ぐ
・乳腺腫瘍の発生を抑える
・卵巣・子宮疾患の予防
<デメリット>
・子供が作れなくなる
・太りやすくなる
・まれに尿失禁を生じることがある
・手術時の麻酔によるリスク